聖ルカ礼拝堂-床の装飾-

出典: 聖路加看護大学史編纂資料室

聖路加国際病院内にあるチャペル(礼拝堂)の床には装飾を施されたプレートがあります。 7種類のプレートのそれぞれに意味が込められています。

目次

項目名

聖ルカ礼拝堂-床の装飾-

解説本文

礼拝堂に通じる中央ホールの廊下には真鍮のプレートが8種類埋め込まれています。そのうちの一つは、羽のついた杖に二匹の蛇が絡んだデザインのもので、医術を表すシンボルです。他に七枚のプレートがあり、そこには伝染病をもたらす動物などが描かれています。これらの伝染病を運ぶ動物は病院の大敵でした。そのため、廊下にプレートを埋め込んで、病院職員が足で踏みつけて歩き、厄を祓うというものでした。

それぞれの装飾について

フェニックス[1]フェニックスは病気の回復をあらわしています。
フェニックスは非常に多くの寓意を含んでいます:その生態から復活と再生を象徴し、また定期的に死と生を繰り返すというところから「太陽」そのものを表わすこともあります。
アラジンの魔法のランプ[2]迷信を象徴するもの。
アラジンの魔法のランプは迷信を戒めるという意味をあらわしています。
ここでは現代人が現代医学について常識だと思っていることや現代医学を信じていることにも、迷信が多く含まれており、現代医療も十分に調査せず根拠無く信頼することは危険であるという考えのことをあらわしている。
タルバカン[3]
タルバカンはペスト菌を介在する巨大ねずみです。
主にペスト菌を介在するげっ歯類。ペスト菌に感染したタルバカンや野ねずみの狩りを行うと感染する可能性が高いと言われています。


鯛は傷みが早い食品として知られています。
鯛に限らず生き物は死ぬと自身の持っている消化酵素で自分の体を分解し始めることで腐ります。魚類は特にその消化酵素のはたらきが強いため腐りやすいと言われています。


ネズミ、オウムは伝染病をもたらす動物という意味で用いられています。[4]

ねずみ
ネズミにはノミ類ではヤマトネズミノミ、ケオプスネズミノミなど、シラミ類にはイエネズミシラミなど、またダニ類ではイエダニ、ヒメトゲダニなどの外部寄生虫、条虫、回虫等の内部寄生虫を有していることがあり、それらがネズミの直接ではなく2次的に人を刺したり吸血する場合や、寄生するなど人に被害を与える可能性があります。
オウム
オウムはオウム病の介在をします。オウム病に感染している鳥の粉塵状の排泄物を吸収したり、その鳥に咬まれたり、またその鳥に口移しで餌を与えるなどして鳥から人に感染します。
天秤
天秤は薬学などの意を表しています。
現在薬剤師の資格バッヂの象徴にもなっているように、天秤は薬学や公平さといったものを象徴しています。




脚注・引用文献

[1]^http://homepage3.nifty.com/onion/monster/phoenix.htm
[2]^http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%B7%E4%BF%A1
[3]^http://www.yu2372.net/Hihu/index.php?%A5%DA%A5%B9%A5%C8
[4]^http://nezumi-kujo.net/kowasa-byouki.html


参考文献

聖路加看護大学のあゆみ St.Luke's College of Nursing Booklet 1.

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