フローレンス・ナイチンゲール徽章

出典: 聖路加看護大学史編纂資料室

概要

ナイチンゲールの時代のような過酷な状況下、戦争や紛争、自然災害の中でそれらの犠牲者の看護に携わった看護師がいます。このような看護師の勇気ある献身的な看護を称えて贈られる賞がフローレンス・ナイチンゲール徽章です。フローレンス・ナイチンゲール徽章は、看護師に与えられる世界的に最も名誉ある賞です。2011年度の受賞者を含めると世界各国から1920年以来1379名の看護師がフローレンス・ナイチンゲール徽章を受賞したことになります。

日本赤十字社のホームページによると、フローレンス・ナイチンゲール徽章は、1907年の第8回および1912年の第9回の両赤十字国際会議の決議によって制定された「F.ナイチンゲール基金」によって創設され、フローレンス・ナイチンゲール女史の生誕100周年を記念して1920年から授与が始まりました。第34回の授与からは、男性も含まれるようになり、公衆衛生と看護教育の分野も付け加えられました。 第34回以降の受章資格は以下のようです。 平時または戦時において、 (1) 傷病者、(身体)障害者または紛争や災害の犠牲者に対して、献身的な活躍をした者や、公衆衛生や看護教育の分野で顕著な活動あるいは創造的・先駆的貢献を果たした正規看護師や篤志看護補助者 (2) 上記(1)に該当する者であって任務遂行中に殉職した者 になっています。 授与は隔年ごとに行われ、最大50名の受章者を決定しています。 受章者は、フローレンス・ナイチンゲール女史の誕生日である5月12日に赤十字国際委員会から発表されます。 記章の表面にはローソクを手にした女史の像と「1820年-1910年フローレンス・ナイチンゲール女史記念」の文字とがあり、裏面には受章者の氏名とラテン語で「博愛の功徳を顕揚(けんよう)し、これを永遠に世界に伝える」という意味の文字が記されています。 賞状には「本記章には小型の略綬(りゃくじゅ)とナイチンゲール女史の画像が添えられています」書かれています。[1]

2011年度のフローレンス・ナイチンゲール徽章の受章者が、5月12日に赤十字国際委員会ナイチンゲール徽章選考委員会から発表され、19カ国から39名が受賞しました。今回の受章により、日本の受章者総数は103名となりました。


脚注・引用文献

[1]^(日本赤十字社. http://www.jrc.or.jp/nurse/l3/Vcms3_00000900.html [2011-06-07])  

参考文献

  1. (INTERNATIONAL COMMITTEE OF THE RED CROSS http://www.icrc.org/eng/resources/documents/feature/florence-nightingale-recipients-feature-2011-05-13.htm [2011-06-07])
  2. (日本赤十字社 http://www.jrc.or.jp/press/l3/Vcms3_00001089.html [2011-06-07])
  3. (INTERNATIONAL COMMITTEE OF THE RED CROSS http://www.icrc.org/eng/resources/documents/interview/florence-nightingale-medal-interview-110810.htm [2011-07-19])
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